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    おれの人生こんなもんだな・・・

    最愛の奥さんの腎臓を譲り受けた不真面目で飲んだくれな元マスターが綴る独り言. 心が開いている時も閉じている時も淡々と。

    大人げない俺

    2006.01.07 (Sat)

    実は実家に帰ったときにオヤジの具合があまり良くなくて、2回ほど家の中でつまずいたり、滑ったりしてこけた。実は元々足が悪くほかにも持病があり、最近は戸外にもあまり出る事が出来ない状態らしかったので親不孝ばかりを続けている俺としては逢える時間が有ればなるべく一緒に過ごしたい気持ちがあり、なんだかほんのりして実家に向かったのだが・・・


    家に着くとなぜかオヤジがキッチンで料理を作っていた。元々フランス料理のシェフだったオヤジは孫達に食べさせたローストビーフが大好評だったのに気を良くして毎年正月の孫が集まる日だけはかつての日々を思い出すかのように黙々とキッチンに向かっていた。着いて挨拶も終わらないうちにオヤジが俺に「ローストビーフをスライスしろ」と言ったのでめんどくさいと言いながら適当にスライスしたがこれが問題の元になるとは思わなかった。

    この時は心のどこかで「オヤジも手伝ってほしいのかなぁ」などと思ってホンノリしていたがオヤジが生粋の料理人である事を忘れて確認もせずに適当にスライスして怒りを買った。二つのブロックを切り終わってから「オイ、こんなに厚く切ったら駄目だ」でも切った後だから何とも出来ない・・・それから30分に一回は「もっと薄く切らなきゃ駄目だったのに」と言っていたが俺が確認しなかったのが駄目だったし我慢しなきゃいかんなぁと思っていたが周りは違った。

    俺はこんな性格だから口では強いことを言ってしまう。「オヤジが何ミリで切れって言わんと判らんわ」とか「頼まれたからやってあげたのに」とか・・・恥ずかしい次第です。もっと素直に「ごめん、せっかく作ってくれたのに、うまく切れなかったから今度また教えて」とか言えばみんな丸くなれたかも。周りも聞きたくないんだろうがオヤジが小言を言うたびにみんながブーイングだったので少しかわいそうになってきた。

    その後少し日本酒をのんで喋っていたらオヤジがまたトイレに行こうとしてこけた。そこで俺とK義兄さんの二人でオヤジに肩を貸して居間まで連れて行った。その運んでいる最中にみんなが居る和室からいろいろとオヤジを罵倒する言葉が聞こえた。俺は酔っていたのもあるが何も無い時はいいがこんなときに言う言葉じゃないと思いキレた。

    酔って自分では運転もおぼつかないのに「帰る!」の一点張りで結局奥さんに運転してもらい帰路についた。みんなも俺の一言で白けてしまって一斉に帰る事になった。

    あの日、ローストビーフをオヤジに確認して薄くうまく切っていたらあんな事にはなっていなかったんだろうかと思いユングのシンクロニシティ(共時性)と言う言葉を思い出した。こんな事を思っても俺が大人げない事には変わりはないが・・・

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